VR,ゲーム,体験

VR

今話題のVRとは?|ゲームや動画を「体験」できる

「VRってなに?」
「自分でも使えるの?」


最近ニュースや雑誌などでよく取り上げられるVR名前だけはよく聞くけど、一体どんなものなのか、自分でも気軽に使えるのか、など情報があまり出回っていないので気になるのではないでしょうか?

急速に成長を遂げたVRはゲーム会社やその他の多くの企業が他に負けじと研究を進めています。今後、自分自身がキャラクターとして物語をすすめるRPGゲームなど革新的なものが誕生するかもしれませんね。

そこで、私はVRの基本情報から最近の動向まで詳細に調べ上げて情報をまとめました。

このページでは、今この瞬間も進化を続けているVRについて、基本的情報から体験施設などの情報までご紹介します。

それでは早速基本情報から見ていきましょう!

今話題のVR(バーチャル・リアリティ)って何?

VRと聞くと、まず殆どの方が頭に取り付ける大きなゴーグルの様な装置を想像するでしょう。 しかし実はその頭に取り付ける装置=VRではありません。

その装置はヘッドマウントディスプレイという名前で呼ばれているもので、後ほど詳しく説明すると致しましょう。

ではVRとは一体何なのか。 順を追って説明していきましょう。

VRとは

VRはバーチャル・リアリティの略、日本語では仮想現実と翻訳されているものです。

ゲームやアニメ、マトリックスなどのSF映画を通して聞いたことがあるという方も多いでしょう。

映像や音などを使って人間の感覚を刺激することで、作られた世界を現実のように感じさせる技術、それがVRです。

映画などのコンテンツを視聴するとき、あたかも自分が主人公となって映画の世界に入ってしまったかのような感覚になったことはありませんか?

VRは簡単に言うとそういった感覚=「没入感」を増幅させることを目的としています。

その状態でコンテンツを体験することで、第三者としてではなく、その世界の内部の人間として作られた現実を疑似体験することができるようになります。


どんな機械でたいけんするの?


先ほどさらっと触れましたが、現在VRを体験する装置として最も主流となっているのがヘッドマウントデイスプレイという機械です。

初期に登場したVR用のゴーグルは目先にモニターが来るように頭に装着する装置で、視界にはモニターしか入らないような状態になります。

そしてVR元年である2016年近くから、より高機能なセンサーなどを搭載したヘッドアップディスプレイがさらに話題となりました。

頭の向きの変化をセンサーを使って読み取ることで、モニターに映る映像も頭の動きと同期してスライドする機能を持ったヘッドマウントディスプレイの登場です。

横を向けば横の映像、下を向けば足元の映像、振り向けば背面の映像を見ることができ、現実世界同様に360度すべての映像を受け取ることができます。

この機能があることで、現実世界で頭や体を動かして周りをみるのと同じ感覚で仮想世界を見れるようになり、より現実に近い没入感を感じることができるようになりました。

現在ある装置でも性能がいいものになると没入感がかなり大きく、人によっては装着中にどちらの世界にいるのか、ふとわからなくなってしまうこともあるといいます。

今開発されている装置については最も有名で性能の優れた3製品を後ほどご紹介します。

どんなことができるの?

VRを使ってできるとされていることは多岐に渡ります。まずは映画などの映像コンテンツ。

今まではモニターのこちら側から視聴するだけだった映像コンテンツの中に入れるのですから、3Dの映像なんて比較にならないほどの臨場感を体験することができます。

また、周囲360度全ての方向をコンテンツに詰め込むことができるので単純に伝えることのできる情報量が増えるという利点もあります。

今後、その映画のワンシーンの中にいるような没入感を活かして、VRを使ったライブ配信や離れたところからでも参加できる英会話教室など、様々なVR利用法の研究が進んでいくでしょう。

そしてどの業界よりも最もVRに注目を注いでいるのがゲーム業界

「ゲームの中に実際に行けたら良いのに」と思ったことのある方の夢が叶う時が来ました。

今まではモニターの外からゲームのキャラクターを操作するだけだったテレビゲーム。

それがVRの技術を使うことで360度全部の方向をモニターに囲まれて、主人公のキャラクターと同じ目線でゲームを楽しむことができるのです。

今までとは全く違ったゲーム体験が味わえること間違いなしですね。すでに多くの企業がVRゲームを開発し始めており、ゲーム業界がVRを引っ張っていくでしょう。

そして映像やゲームに隠れながらもしっかり注目を集めているのがツールとしての使われ方。

オフィスで作業をしようと思った時、画面がが4つ欲しいと思ったら実際にモニターを4つ用意して、それらを置くスペースを確保しなければいけません。

しかし、VRで作った世界でなら、スペースは擬似的に無限大に使うことができるのでモニターを何個でも増やすことができますし、なにもないところにキーボードを呼び出すこともできます。

また、3D図形をホログラムのように浮かび上がらしていろいろな角度から観察することも断面を見ることもVRで作り出した空間でなら容易にできることです。

SF映画などで、手をかざしただけでコンソールが空中に浮かび上がり、そのコンソールを叩いてコンピュータを操作するようなシーン、一度は見たことがあるかと思いますがそういったことが現実になるのです。

イメージが湧かないという方は「マイノリティ・リポート VR」でgoogle画像検索をするとテレビなどでもよく例として出されるような有名なシーンの画像が出てきますよ。

しかし、ツールとしてVRを使うときはヘッドマウントディスプレイをつけることで周りの視覚情報が一切入ってこないということがデメリットに成りかねます。
そのためこの分野でもっとも期待を置かれているのはARやMRといったVRの仲間となる技術です。

VR・AR・MRの違いはなんでしょうか?

AR、MRとの違いは?

VR技術にはいくつかの仲間となる技術があります。

それがARとMR

ARは「Augmented Reality」の略で拡張現実と約され、MRは「Mixed Reality」の略で複合現実と約されます。

それぞれVRとどう違うのかを見ていきましょう。

AR[拡張現実]

AR技術を使うとその名の通り現実を拡張、つまり人間がARを通して周辺を見た時に、現実に情報を付加したり強調させて見せることができます。

例えば、実際は何も無いはずのところに物体が存在するような状態であったりです。

最近ニュースなどでも多く取り上げられたポケモンGOというスマホアプリも、カメラとAR技術を使って何もいないはずの空間にキャラクタ-が立っているかのような演出をしていました。

ARの利点としては、現実世界の視界を保ちつつ拡張した現実を見せることができる点で、作られた現実に入り込んでしまうことはないので日常生活であっても使いやすい製品を生み出すことができる点でしょう。

MRの[複合現実]


複合現実とは仮想現実と拡張現実を併せたような技術。

実際の所、ARとMRを明確に線引することは難しいのですが、拡張現実によって拡張された情報に、現実世界の情報や自分の動作を反映することができるという点で拡張現実との差別化をされます。

例えば、「どんなことができるの?」の項で少し触れたような、なにもないところからコンソールを生み出してツールを操作する事ができる、といった事を現実世界で行うことができるのです。

具体的には、マイクロソフトが研究中のホロレンズという製品を例に上げると、サングラスのように向こう側が透けて見えるゴーグルに映像を投影することで、現実世界に情報を付加することができ、さらに前方のカメラで自分の動きや周囲の状況を把握することでそれらをデータに反映することができます。

道を歩いている時に地面に目的地までの行き方を示す線が引かれているように見える。
他人のMR機器と同期してなにもないところに生み出された図形を一緒に動かして観察する。

そんな使い方だって可能なのです。

こちらも、現実世界の視界を完全に遮ってしまうことはなく、その都度変わる状況を拡張された現実に反映することができるのでツールとしての有用度は非常に高いものとなっております。




どんな機器があるの?

VRについてどんなものかわかったところで、実際にどのようなVR機器が発明されているのかを見ていきましょう。

しかし実は、多くの企業がVR関連の研究に力を入れているとはいえ、まだ性能が低かったり、力を入れている方向が機器本体ではなく内部のソフトウェア面のみという企業も多く、代表的なVR機器はまだ少ない状況ではあります。

その中でも非常に高い完成度を持ち、まさにVR元年を引き起こしたといえる3大VR機器があります。

ここでは、その3大VR機器を1つずつご紹介していきます!

PSVR

まず1つ目にご紹介するのは、日本人には最も知名度の高いPSVR(PlayStation VR)

ソニーのPlayStation4というゲーム機と連動して、VRの世界に入り込んでゲームをすることができます。

他のVR機器が高性能なパソコンを必要とし、動作環境を1から整えようと思ったら20万円以上必要とするのに対し、PSVRはPlaystation4さえあれば動作可能なため、合わせて10万円ほどで体験できる手軽な高性能VR機器として人気です。

PlayStation4を既に持っているという方は4万円強でVRの世界を楽しむことができるので、お試し感覚で手を出した方も多い模様。

また、PlayStation4と連動することを前提としているので、他社VR製品のようにパソコン間との複雑なセットアップがなく簡単に使うことができる点や、PlayStation4の良質なコンテンツを扱うことができる点も非常に評価が高いです。


VIVE

2つ目にご紹介するのはVIVE

こちらはスマホメーカーのHTC社とSteamというゲーム配信サイトで有名なvalve社が共同で開発したVR機器です。

前方に2台のカメラを標準装備。

ARとしての使用はもちろん、VR使用時にもカメラで周囲の状況を読み取ることで歩いたりしゃがんだりと言った現実世界での動作をコンテンツに反映することが可能です

もちろん、VIVEを付けたまま歩いて現実世界で壁にぶつかりそうになれば警告を出してくれます。

値段は99,800ですが、ハイスペックなパソコンを必要とするので最初から環境を整えると20万円程必要となります。

コンテンツに関しては、日本ではvalveもsteamもあまり聞き馴染みが無いと思いますが、どちらもPCゲーマーの間や海外ではかなり名が通っている有名なゲーム会社が開発に関わっているためかなり豊富なコンテンツ数が用意されているので安心です。


Oculus Rift

最後にご紹介致しますのは、Facebookで有名なOculus社が開発したOculus Rift

この3大VR機器の中では1番初めにここまでの完成度に到達したため、VRが話題に上がり始めたのはこのVR機器の影響が大きいと言えます。

VRというものを身近にしたこのOculus RiftもやはりハイスペックなPCを必要とし、価格も単体94,600円と合わせて20万円強を必要とするラインなので一般人にはハードルが高め。

コンテンツに関してはマイクロソフトと提携を始め、XboxOneというゲーム機のゲームをプレイすることができるので少なくて困ることはないでしょう。


まずは体験すべき!今流行のVR施設

VR機器の紹介を見てまず初めにびっくりするのはやはり値段だと思います。

1番安いPSVRでも初めから揃えようと思ったら10万円もするのですからちょっと体験してみようというノリではとても手が出ませんね。

そこでちょっと体験してみたいだけという方におすすめしたいのはVR施設! なんと買わずとも施設に行けば備え付けのVR機器でVRの世界にサクッとダイブすることができるのです。

ここではいくつか都内で遊ぶことことのできるVR施設をご紹介していきます!

VR PARK TOKYO(渋谷・池袋・札幌)

最初にご紹介するのはゲームセンターADORES運営のVR PARK TOKYO。
コンテンツはホラー、スポーツ、カーアクションなど非常に幅広く、全22種ものコンテンツが用意されています。
ただし、店舗によって用意されているコンテンツは違うので目当てのコンテンツがある場合には注意が必要です。
価格は事前予約2,900円(休日3,300円)、当日3,300円(3,500円)で90分遊び放題。

VR ZONE SHINJUKU(新宿)

新宿にあるVR ZONE SHINJUKUという大規模なVR施設。
コンテンツの数が非常に豊富で、マリカート、ガンダムを始めとした有名作品のVRコンテンツがなんと15種類も用意されています。
費用は、入場に500円から800円、VRコンテンツ1つにつき1,000円から1,200円です。(入場+4コンテンツ分のチケットで4,400円のセットもあり)

サンシャイン60展望台(池袋)

池袋のサンシャインシティにあるサンシャイン60展望台でもVRを体験することができます。
体験できるコンテンツはTOKYO弾丸フライトとスウィングコースターの2種類。
価格はTOKYO弾丸フライトが600円、スウィングコースターが400円とお手軽価格です。

東京ジョイポリス(お台場)

お台場にある遊園地、東京ジョイポリスでVRを体験することができます。
コンテンツの内容はゾンビに襲われた街で戦うガンシューティングでなんと最大6人まで協力プレイが可能。
銃の形をしたコントローラーを持って実際に歩きながらの操作でスリリングあふれるプレイを楽しむことができます。
ご利用はインターネットを通しての完全予約制であるため注意が必要です。
価格は1人1,800円(休日2,000円)で対象年齢は13歳以上。

SEGA VR AREA AKIHABARA(秋葉原)

秋葉原にあるVR施設のSEGA VR AREA AKIHABARAでは、ゲームの世界で実際に体を動かしてVRを体験することが可能。
コンテンツの内容はガンシューティングでスリルのあるプレイをすることができます。
残念ながら協力プレイはできず、対象年齢は13歳以上。
価格は1,500円。

VirtuaLink(お台場、東京スカイツリー)

最後にご紹介するのはお台場、スカイツリーに2店舗あるコニカミノルタ バーチャリンクというVR施設。
この施設では複数人で同じVRの世界を同時に体験することができるので、お友達同士やご家族で行ってもワイワイ楽しむことができます。
宇宙空間でみんなで協力して地球や星空を作り上げると行った内容です。
ただし対象年齢は12歳以上。 価格は1人1,500円。



ここまで、VRについて共に読んでまいりました。 今後確実にさらに身近なものになっていくVRですが、自分で購入はしないまでもこれらのVR施設などで是非一度体験してみてはいかかですか?

まだほとんどの人が未経験で、でもこれから先ほとんどの人が使うことになるであろうVRを一足先に!

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